大学卒業後、法律事務所と税理士事務所が併設された事務所に就職しました。
私は法律部門の所属でしたが、税務部門とも交流があり、むしろ税務部門の人達との方が交流があったくらいです。
税務部はメガネをかけて厳しい人が居座っているイメージがつきまといますけど、実際そのようなことをなく、女性社員も多くて華やかな職場でした。
逆に法務部門は女性社員が多かったものの息苦しいぐらいの感覚で似たような職業でも全然違う職場環境だったのです。
なぜこれほどの違いがあるかと言えばやはり応対する顧客の問題かと思います。
法律部門で応対する相手は刑事事件の被害者もいますが、民事事件であれば自己破産など切羽詰まった顧客が中心です。
そのため笑顔でニコニコ対応するとそれが不快に映ってしまうので明るい状況を作りにくいのです。
対する税務部門は利益を出せていて税理士に決算を依頼できる比較的余裕がある企業が主な顧客です。
そうした顧客には明るく応対して協力関係にあることを訴えかける必要があります。
そのために税務部門は明るい雰囲気作りが求められ、法務部門には深刻なムード作りが求められるのです。
結局私は重い雰囲気が我慢できず、半年で辞めてしまいましたが、明るい雰囲気の中であればもっと続いていたのかもしれません。
同じ士業でも雰囲気が全然違うということはこれから就職しようとする人のためにも伝えたい情報です。
せっかく難関の税理士の資格を取得したなら独立開業しなければ取得した甲斐もないと言うものです。
独立開業とは自分の税理士事務所を持つということにほかなりません。
別の税理士事務所に所属税理士として働くとか、一般の企業で経理や財務関係の仕事に就いてその知識を生かすという方法もありますが、税理士は高報酬を得られる職業ですからどうせなら独立して自分だけの顧客を掴まないともったいないと思います。
弁護士や司法書士でも同じだと思われるかもしれませんが、実は全然違います。
法律家は現在とても増えていて競争が激しくなっています。
弁護士も顧問料だけで充分食べていけるなんて人はほんのわずかで、報酬を得るためには細かい訴訟を受任して稼がなければなりません。
その点税理士はそのようなスポット的な仕事よりも企業の税務関係の仕事の方が多いので安定収入が見込めます。
弁護士の資格があれば税理士登録ができることになっていますが、実際のところ税法は難しすぎて税務について専門的に勉強をした税理士と同じだけの仕事はできません。
税の専門家はあくまで税理士なのです。
独立開業するためにはまず資格が必要ですが、働きながら取得するのは至難の業です。
税理士に限っては実務より資格です。
まずは資格を取得してどこかで修行し、いざ独立開業!これに限ります。